2008年05月28日

コンセントの位置

マンションや建売住宅と違い、
「売建て」即ち、これから建てる場合のメリットは、
いろんな要望を反映させる事ができる点です。

その中では比較的要望の少ないものに、
電源コンセントの位置などの電気関連があります。

家庭内の電気は全て線を伝っていくので、
当然ながら配線工事を伴います。


電柱から線を引き、
配電盤から各室へ線を延ばすのですが・・・

電気配線は、壁の内部に線を通すので、
壁の工事に取り掛かる前に配線するのが
最もスムーズだし、自由度も高いんです。

そこで、慣れた担当者ならば、
間取りの確定後すぐに図面を起こし、
大工たちだけでなく、電気工事担当者にも渡す。

そして、電気工事担当者に基本となる
コンセント等の配置図面を書いてもらう。

そして、上棟時に施主に配線図を渡し、
1〜2週間で決めてしまう、という流れです。

それ以後になると、壁の工事に取り掛かり始めるので
若干、電気工事が面倒になります。

壁と壁の間に線を通す格好になるので、
両側の壁が出来てしまうと、
配線の変更は難しくなるのです。

なるべく、どちらの壁もないうちに
線だけを柱や梁に固定しておくのが
工事をやりやすくするコツです。


コンセントの配置については、
柱が立ち、またその間に間柱が立てば、
コンセントのボックスを取り付ける事ができます。

逆に言うと、原則として
柱・間柱がない所にはコンセントを設置できません。


几帳面な客の中には、家具の寸法を測り、
室内の家具の配置を考えて

「部屋の隅から57cmの位置に」

などと細かく指定する人がいますが、
上記の理由で不可能な場合が多いのです。

*やってできなくはないですが、
イレギュラーな工事なので追加費用が発生します。


また、その家具を永遠に使うとは限らないので、
やはりコンセントは無難な位置にするのが
結局、いい結果となるように思います。

家というのは「平凡が一番」というのが
私の経験上、言えることです。

少なくとも「奇をてらう」のは
いい結果となった記憶がありません。


なお、電気は年々、使用量が増えますから、
回路数には余裕を持って設置しましょう。

回路数を増やすと追加費用がかかりますが、
価値ある出費になるはずです。


また、オール電化は私なら避けます。
ガスとの併用が無難です。

地震などで停電した際に、
オール電化だとお手上げだからです。

停電などメッタにない事ですが、
私は常に最悪の状況も考慮に入れるので、
オール電化にする事はあり得ません。



ラベル:電気配線
posted by fudousan-eigyouman at 12:00| Comment(0) | 新築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

初めての不動産売買契約

私が初めて勝ち取った不動産売買契約は、
ちょっと変わったパターンでした。

私が入社した不動産業者は
分譲と仲介とを両方やる業者だったのですが、
最初の1年は仲介だけをやらされます。

不動産業者には普通、営業マンが複数いるものです。
広告に対する反響の電話がかかってきた場合、
順番に担当していきます。

ある日、Hさんと名乗る男性から電話があり、
「田舎っぽい雰囲気の売り土地を探している」
との事でした。

ただし、教えてくれたのは電話番号のみで、
住所は決して教えてくれず、
営業の基本であるご自宅への訪問は不可能でした。

電話で「いい土地が見つかりました!」
と報告すると、
「じゃ、FAXで送っておいて!」
との返事しかもらえず、
単なる”御用聞き”のような営業しかできなかったんです。

また、先輩社員Mにも、同じような物件を希望する
Kさんと名乗る女性から反響があり、
裏を取れたのは電話番号だけでした。

Mは「コレ・・・同一人物じゃない?」
とピンと来たようでしたが、
電話番号もFAX番号も違うので、
「やっぱ、違う人か・・・」
と一応の結論を出していました。

私は新人で、従前からの顧客もいないので、
Hさんに何度も何度も電話とFAXをしました。

先輩Mは分譲販売した家の打合わせなどで忙しく、
Kさんの事は暇な時に・・・といった対応をしていました。

そんなある日、
約1ヵ月後だったと記憶しているのですが、
突然Hさんから電話があり、
「先日FAXしてくれた物件について話したい。
 ついては、私の自宅に来てくれませんか」
と連絡がありました。

喜んで住所を聞き、住宅地図で確認すると、
「K」という家でした。

実はHさんは、Kさんとは内縁関係で
既に同居もされていたのですが、
Hさんは事務所の番号を教えてくれていたのです。
(だからKさんの電話番号とは違っていたわけです)

あちこちの不動産業者に電話して、
いろんな業者からの情報収集をしたり、
業者を天秤にかける客は多いのですが、
一つの会社に複数の名前で連絡してくるのは珍しいケースです。


商談は成立し、Kさんは真実を語ってくれました。

「おたくのMさんという営業マンは、
 あまり熱心じゃなかった。
 私は会社の看板とか肩書きではなく、
 熱心で誠意ある営業マンから買いたかったんです」

私はこの話を聞き、やや複雑な心境ながらも、
本当に嬉しかったです。

また、見込み薄そうなお客さんに対しても、
誠意を持って真剣に提案すれば、
それに応えてくれる人はいるのだ、
という事を学べたのは大きかったと思います。

今回は、不動産業界で働く人のために
書かせていただきました。



posted by fudousan-eigyouman at 12:00| Comment(0) | 不動産業界で働く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月14日

転校のタイミング

前回の転校問題について、
母親の口からよく出る言葉があります。

「転校させるのはかわいそうなので、
 上の子供が小学校を卒業するまで待って、
 中学校に上がる時に引っ越すようにしたい」

つまり、中途半端な時期に転校させるのは、
下の子供一人でたくさんだ、と解釈できます。


これを聞いて私がいつも思っていたのは、

「子供が二人一緒に転校するから、
 いろいろと都合がいいんじゃないですか?
 もし、下のお子さんが独りで転校する事になると、
 転校のストレスやプレッシャーに孤独に耐えるワケで、
 その方がかわいそうなんじゃないですか?」

という事です。

兄弟姉妹が同時に同じ小学校に転校する方が、
悩みや辛さをシェアする事ができ、
慰めになると思うんですが、どうでしょう?

一人孤独に転校すると、
全ての問題を下の子は一人で解決し、
乗り越えていかねばならないのです。


本当に迷っている方には、
いつもこのようにお話ししてきました。

そしてほとんどの母親は、
私の意見に納得されます。


私は男3人兄弟の次男なのですが、
”第1子はいつも優遇されている”
と、子供ながらに感じていました。
(ヒガミ・被害妄想かもしれませんが)

だから、上記のような親の発言には
とても敏感に反応してしまいます。


読者の皆さんは、どう思われますか?



ラベル:引越し
posted by fudousan-eigyouman at 12:00| Comment(0) | 秘密の情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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