2008年04月30日

仏壇と床の間

まだ若い夫婦だと気付かない、というか、
気にしない事に、仏壇の件がある。

いずれは実家に戻って親と同居、
というなら問題ないが、
さもなくば、いずれ仏壇を置く事になる。
(もちろん、キリスト教やイスラム教徒は不要ですが)

経験上、家を買う人の年齢層は30歳前後が最も多い。
その年齢だと、夫婦のどちらかが亡くなるまでには
数十年かかるだろうから、気にする必要もない。

そこで、それまでの数十年間は”床の間”としておき、
仏壇を置く時期になった時に”仏間”として使うのが
最も賢い方法かもしれない。

床の間には
掛け軸を掛けたり、壺を置いたりするだけでなく、
正月には鏡餅を置くとか、
普段からテレビを置く事もあろうし、
権利書などを保管する金庫を置くなど、
いろんな使い方ができる。

30代というと、子供ができたり、大きくなったりで、
大きな家を建ててもドンドン手狭になっていく。

だから、数十年後のために
わざわざ仏間を作って空けておく必要はないが、
だからといって、和室の壁全面を押入れにするのも
あまり感心しない。

見た目も格好良くないし、いざ、仏壇を置く際、
押入れを改造する事になり、厄介だ。

仕方なく、部屋の隅に仏壇を置いている家庭もあるが
何となく、先祖に申し訳ないような気がする。

また、最初から仏間を作っておく場合、
いろいろ考え方はあるだろうが、
押入れ・仏間・床の間のバランスを取る必要がある。

注意すべき事は、仏壇の巾や高さなど。

新たに仏壇を買う場合は、仏間に入る巾を買えば良いが、
元々ある仏壇を設置する場合、
巾を計って、建築業者と相談しておくべきだ。

また、防火の観点から、ロウソクではなく、
電球の灯りを使う仏壇がほとんどなので、
仏間の内側にコンセントを忘れないようにしてください。
(建築業者は分かっているでしょうが)



ラベル:床の間 仏間
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2008年04月23日

和室の壁はジュラクかクロスか

和室の壁も
昔はジュラク壁や綿壁が多かったんですが、
最近はクロスが主流になっています。

じゅらくのいい点は、
自然の風合いが出ることですが、
建築業者にもメリットはあります。

それは、大工の仕事が楽になる、という点です。

クロス仕上げの場合、下地の凸凹は許されません。
下地の凸凹そのものは、家の耐久性や性能に
何ら悪影響を与えるものではないのですが、
見た目が非常に悪い。

じゅらく仕上げなら、
土を壁の下地に厚く塗る事により、
多少の凹凸は全く分からなくなってしまうんです。

大工としては、性能や耐久性に関係ないならば、
なるべく楽をして、
もっと重要な部分に神経を集中させたいものなんです。


逆にジュラクのデメリットは、
コストが高くつく事です。

また、施主にとってのデメリットは、
あまり換気せず、室内が湿りやすい状態だと、
ジュラク壁にカビが生えやすい事ですね。

昔の家は気密性が低く、風通しがよい
(悪く言えば、スキマ風のせいで自然に換気された)
ため、
閉め切った家でなければカビは発生しにくかったんです。

私はジュラク壁の方が好きですが、
「追加費用がかかりますよ」と言われれば、
涙を飲んで(?)クロス仕上げにするでしょうね・・・



ラベル:じゅらく
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2008年04月16日

壁のクロスの選び方

室内の壁クロスについても、
選ぶ際のコツがあります。

最近はエコブームでもあり、
ビニールクロスではなく、
紙を原料とするクロスが増えています。

紙のクロスは
「ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸収するので
 子供の健康にもいい」
などと謳っていたりします。


しかし、建築業者としての目からだけで見れば、
紙のクロスは避ける方がいいんですね。

ビニールクロスは強度的に強く、ヨゴレにも強い。
汚れても、水拭きでキレイになる。

しかし、紙のクロスは水に弱く、
水拭きするとクロスがボロボロになりやすい。

また、厚みが薄いので、経年変化による
壁下地の凹凸をモロに浮かび上がらせてしまう。

紙のクロスに限らず、
ビニールクロスでも厚みのあるクロスを選ぶのがコツだ。

例えばリフォーム用のクロスは、
ほとんどが厚めのものになっているはずだが、
コレは下地の凹凸を目立たなくする知恵である。

クロス選びの基本は
・厚みがあり
・自分のイメージより一段、地味な物を選ぶ
といったところですね。

また、私が施主におススメしていたのは、
白っぽい地に、縦方向に模様が入っているもので、
(うまく説明できなくて申し訳ないですが)
上品な感じがして、かつ天井が高く感じられるからです。

また、
寒暖(温度)・湿度の差が激しかったり、
材料の乾燥が不十分だと、
クロスや下地が頻繁に伸び縮みする事になり、
引っ張られてクロスの継ぎ目がうっすらと見えてくる事があります。

その際、縦縞、縦模様のクロスなら、
その継ぎ目(スキマ)を分かりにくくしてくれるからです。
(目の錯覚を利用するという事ですね)

これが
縦方向の模様の物をおススメするもう一つの理由です。



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